文学論

文学部生で無い人が出鱈目に述べるだけの文学論(=無価値)。
太宰治生誕100年と云うのを知っている人は多いけど、松本清張生誕100年であることを知っている人が極めて少ない!絶望した!
うちのサークルには北九州(而も小倉)出身のが多い為知名度が尋常じゃないけど如何もその他の人間は知らんらしい。
最近「蟹工船」のブームがキターとか聞くけど、松本清張の論調も近いものがある(因みに蟹工船、高1の時読もうと思って居ながら未だに読んだことが無い)。
要するに社会の矛盾を指摘しているのである。
作品全般について云えるのは、全ての作風が暗く、捜査する人以外努力が報われえない。
強姦、贈収賄、選挙に絡んだ殺人が多い。
彼の作品は今の社会(特に直近の世の中)に通ずるものが多くある(明らかに原稿料の為に書いたとしか云いようのない短編に多い駄作を除く)。
推理小説を食わず嫌いするのではなくせめて1作品(短編だと『点と線』)を読まずに蟹工船を語れまいと個人的に思う。