敬遠

Steins;Gate が理系ホイホイと云う事を小耳に。
ニトロだし萌えを挿んでくるわ と云うことで当然見送り。萌えを完全に排除した作品なら手を付けてた可能性が多分にあるな。何か違うゲームになりそうだけど。相対性理論を絡めた"ノベル"と云うのは非常に興味がある。
ニトロプラスが嫌いなんじゃなくて萌えと燃えを連関させ、通常の狂気ものに近づけるような"エロティック"な作品はしたくないんだ。萌えはダダ甘さを楽しむだけで十分だもん。だからゆとりと云われるのか。
萌えでない作品を楽しむなら矢張り文学性を見たくなる。もともと推理小説から入り、明治文学へと入り、中学、高校と人並み以上には小説(※ライトノベルを小説とは見ていない)を読んだ身としては仕方ないと思っている。
そういや「最近の」大学生は夏目漱石の作品1つも読んだことがないと云うのがデフォらしいね(とある私大の教授談)。私見だが特に最近の学生に限った事でもあるまい。現に中学の時の国語教師は夏目漱石が多用して居る当て字を全く読めなかったあたり読んだ経験がないのであろう。読まない人は読まない。唯、昔に比べると無知を恥じなくなったと云うのはあるかもしらん。「ワタシってバカなんですよ〜」って可愛さアピールする女子学生は何度も見たし。馬鹿な女性は嫌いなんだ。教養のある女性がいいよ、多少世間知らずでも。年下なら其処迄求めないけど少なくとも何かしら得意な分野があるべき。
話しはずれたけど、云いたいのは中学迄の読書教育によって人格形成に大きな影響を与えるんじゃないかとね。自分みたいに社会を斜に見るような小説を多読した人間は如何しても斜に見る傾向が強まる。
高校以後になって入った(正しくは中学2年からだが酷くなったのは高1以降)二次元の世界は其れ迄の読書により形成された人格から隔離されている為、旧来の観点を害さぬよう新しい観点を以てして受け入れる(萌えは萌え、小説は小説)こととなったんじゃないかと。



珍しく長めに書いたと思ったら結局駄文だったでござる。
註)「斜に見る」と云うのが間違いとの指摘もあり得るが「ななめにみる」と読めば然程問題はあるまい。構え方は正常だが見方が斜めと云うだけ。