mikutterの薄い本についての「下世話」

ときどきTwitterで見かける、mikutterの薄い本の収支に関しての話です。金銭についての話を読みたくないなら読まなければいいと思うよ。
vol.1、vol.2ともに無料で頒布しています。
価格設定等に寄せられるクレーム、意見に対して御答えしておきたいと思います。お金の話をするのは世間的にはよろしくないでしょうが、誤解されるのは不愉快なので。

「mikutterの薄い本は儲かり過ぎ」との当てつけ

これに対してはあなたは大きな勘違いをして居ます。
mikutterの薄い本は無償頒布であり、販売による「収入」がありません。
金銭的な支援を求めたことが念頭にあるのかと思いますので、過去の収支について報告しておきます。

昨日迄の累計
収入:12763円(全てAmazonギフト券の寄附)
支出:17907円(出展費用、直接の関連費用、紙代、輸送費。其れ以外の経費はこの支出には含めていない)
計:▲5144円

ねえ、どうやって儲かるんですかね。儲かるんなら教えてほしいですよ(ブチギレ)。夏コミ落ちたからいいものの通って居たら更に赤字は膨らんでいましたよ。
Amazonギフト券も現金に換算すると100%分の価値がある訳じゃないことぐらいわかりますよね?

無償頒布について

上述の通り、無償で頒布しています。
これに対して、(mikutterの薄い本に限らず、)以下のような非難があります。
●同人誌が無償で頒布されると他のサークルにとって迷惑である。
→それはあなたの努力が足りないだけです。じゃあ、あなたはGoogleを使わないんですか?

●同人誌が無償で頒布されていると質が悪いんだろうなと思って受け取る気にならない。
→じゃあ受け取らなくて結構です。mikutterがそもそもフリーソフトであり、無償で提供されるものに対して抵抗があるような人であれば、どうせユーザーとなり得ないのでそのような人に迄頒布するつもりはありません。

よく受け取ってくれるだけで有り難いと云う理由から無償にするサークルはあるみたいですが、当サークルについて云えば下にある理由からです。

今後の頒布価格について

今後、以下の理由から頒布価格が無償で無くなる可能性を否定しません。
第一に、不当な非難を避ける為。mikutterがある種「わけのわからん」人に迄頒布され、云われのない非難を受けている現状があります。
第二に、特定人(支援することに賛同した人)にのみ負担を求めることが不公平である為。1名あたりから数百円の資金を受け取ることで応報性・公平性を高めることができます。

頒布目的と頒布価格の均衡点

頒布目的は主に

  1. mikutterの周知
  2. 現在のmikutterユーザーの理解促進

にあります。前者の理由から無償以外での頒布をするとユーザーの新規獲得ができなくなります。後者については有償であることを妨げる理由とはなりません。
仮に有償にすると云う選択をするならば、周知目的の為に別途冊子を用意する必要があります。今のところ、vol.1、vol.2を利用した「小冊子」を別途作成することによってそちらを無償頒布し、目的を達することとなるでしょう。

また、現時点である程度Amazonギフト券による支援が受けられている為、わたしの負担が著しく大きいと云う状況には陥っていません。金銭面を理由として、差し迫って有償とする必要性はありません。
頒布価格を(例えば50円であるとしても)有償で設定するとすれば、これらの支援が著しく減ることが容易に想像されます。そうなると支援が減った分の埋め合わせをする必要があり、今の発行部数、PDF版へのアクセス数等を鑑みれば1冊500円程で設定せざる得ないのではないかと推測して居ます。また頒布の際に現金を扱うこととなり、著しく手間が増大します。PDF版公開にもハードルが設けられ、遠方だけれど読みたい と云う層に著しく不便を掛けることになります。あまり気乗りしません。

vol.3の予定価格

では、こんど出す本はどうしますか。
試験的に200円ぐらいを設定してみたいと考えています。印刷そのものにコストがかかっていなくても結構コストは掛かっていますからね。
頒布物は以下の予定とします。
●mikutterのイントロダクション(無償頒布・周知用。ページ数は極めて少なめ)
●mikutterの薄い本 vol.3 (メイン。200円ほど)
●みくったーちゃんマグカップ(夏に作るかもって云ってたらコミケ落ちちゃったからね。ちょっと検討している。800円ほど)

値段についてはもう少し検討してみます。