mikutterの薄い本問答集

1月8日に書いたものがでてきたので思い出したようにmikutterの薄い本についてを。vol.4に載せようかしらと考えたものをここに。

執筆開始 平成25年1月8日  関西国際空港へ向かう南海電車のなかで @brsywe

・反省
vol.3を「らぼちっく;げーと」に委託してコミケで頒布したのも一週間前である。まだこみトレでの頒布を迎えていないが、いくつか反省しておいたほうがいい点があったと思うので書いてみたいと考えている。――昨晩寝てないんだけれども。

1.組版関連
薄い本であるとはいえ、組版を考えることも必要かなという気がしている。冊子として作る上で針の綴しろを考えるべきである。これは印刷時に設定すればいいだけなので対応したい。
印字するフォント、PDF版で用いるフォントについてどれがいいかという点については、一応わたしが印刷して見やすいだろうというフォントを選択している。もしこれで見にくいと思うひとがいたところで改善するのはあまり現実的でないし、この本の趣旨からして意義が薄い。読む人によって見やすい/見づらい ということはあるだろうし、これについては目をつむっていただければ幸いである。
また、二段組にするのはどうだろうかという話があった。vol.3までを見ていただければわかるとおり、本書はコードが沢山載せられている。故に左右の幅が狭いレイアウトにすると改行を多くせねばならぬこととなり、読みにくくなるのではないかと思われる。この原稿がもし記事になっているとすれば、もしかしたらこの原稿は二段組になっているかもしれない。コードを含まない記事については、「紙面の都合」で二段組にするのが妥当するように思う。

2.頒布関連
vol.1のこみトレでの頒布実績、vol.2のOSC KYOTO(平成24年8月)、コミケでの頒布実績を鑑みてvol.3の発行部数を定め、またグッズについては事前にATNDでアンケートをとることによって、「過度に余らない」ぐらいに頒布することとした。vol.3のコミケでの頒布について云えば、持ち込んだ(頒布予定)冊子すべてを閉会間際に頒布し終えるというなかなか素晴らしい結果となった(自画自賛)。頒布数の読みがあたったということである。グッズについて云えば予定よりやや下回る程度の頒布となったが、通販をすれば余らないぐらいになるだろう(多分)。
冊子の頒布数の読みを外すと経費が過剰にかかることは勿論のこと、送り返す手間と費用が掛かってしまう。需要を少し下回るぐらいの頒布とならざるえない。
前号の頒布に際して初めて「有償」とした。一部100円である。「通常」の方法であればこれでも印刷単価を割り込む筈であるが、この薄い本について云えば例外であってだな(詳細は省略)。今までごく一部(十人に満たない人)からの、任意の支援(Amazonギフト券)だけでまかなっていたが、それを支出の一部であるとはいえ「受益者負担」とすることができ、一方で頒布数の減少にはならなかったので喜ばしい限りである。有償にした目的についてはいくつかあったのだが、わたしのブログの過去のエントリーを見ていただければわかることであるし金銭についてあまり触れたくないのでこのあたりでやめておこう。
頒布に際して「釣り銭準備しねえからな!」と告知しておいたことが幸いしたのであろうか、釣り銭として準備した百円硬貨は用いずに済んだ。
vol.4は「mikutterの薄い本制作委員会」として頒布されているのか、それとも他のサークルに委託されているのか、これを書いている時点で知る由もない。いい加減通って欲しいものなのだが。
3.薄い本の今後
幾名かの比較的重度のmikutterユーザーと話している限り、mikutterの開発がとまるまでは続きそうな気配がある。
わたしもいい加減就職しなきゃなという、極めて現実的な課題があるので働き始めて時間がとれなくなるようなことがあれば後輩等に譲れるようには準備しておきたいと思う。このmikutterの薄い本、少なくない読者がついているからね。

4.mikutterとTwitter
今年3月にAPI1.1への移行もあり、「デフォルト」のUIは大きく変更せざる得ない状態となることだろう。それに対応できるクライアントこそがmikutter。ユーザーが増えるかどうかはともかく、ユーザーにとって不便のない環境が提供されていることを祈る限りである。