そういえば世にいう内定というものを正式に得ましたので、日ごろからプログラマ崩れが書いている独特の気持ち悪さのある「退職エントリ」を真似て内定エントリというものを書いてみようと思います。退職エントリってどうやったらあんなに気持ち悪くなるんですかね。「俺は悪くない、会社が悪いんだ!」というのをいいながら「××という会社はとてもよかった」とほめるからですかね。
ここではわたしの長きにわたる就職活動を振り返ってみたいと思います。
まず高校卒業まで
某進学校である××高校においてはみんな頭がよかったということもあり、経済情勢から大学卒業後の進路(大学院進学を含む)についてクラスメートと話す機会が多かったように思います。その頃経済情勢がよく、「売り手市場」だといわれていたことが一つのきっかけともなります。
大学進学
第一希望の大学には進めず、浪人の怖さを聞いていたことからやむなく滑り止めで妥協。前述のとおり「売り手市場」だと言われていた就職戦線も勘案しました。ここから地獄が始まります。
学業
某専門科目に於いて、所得税の計算では「小数の掛け算ができない」という馬鹿がいるような大学でした。ああいう馬鹿のフォローアップは大学教授はやらずにほっとけばいいのに、と思っていました。ってかなんで大学入試通るんだよ。これだからFランは。
そんなFランっぷりに嫌気がさし、3年次編入を試みるも届かず。英語のウェイトが大きいんですよ。英語できてたらそもそもこんなFランにはこなかったなと。
就活一年目(学部3年から4年)
就職希望の大学生を煽れば煽るほど儲かると裏苦√が気づいたらしく「就活」がひどいものに。企業の競争倍率なんぞ数十倍から数百倍という戦況。一人100社はエントリーしましょうと言い始めます。
合同説明会、個別の説明会。大阪や東京に何度も足を運びました。もちろん犠牲になったのは学業です。不可や可が非常に増えました。
この会社入ったとしいて何年働けるだろうか、この会社からの転職は容易か。そう考えると100社もエントリーできるわけがありません。結局他人の数分の一のエントリーでした。
いわゆる「優良企業」がおおめになったES。通過はわたしの大学の他の人よりかえっていいくらいでした。有名進学校卒業というのが多少は効いたのでしょうか。
選考の途中には東日本大震災があり日程を狂わせ、長期化しました。ありとあらゆるものが「自粛」。
精神衛生
就活には精神的負荷がつきもの。当時は敬遠していた実妹ゲーに手を出し始めます。
学部3年7月(id:brsywe:20100711#1278781908)に実妹だと気づかずかみぱに!をやったのが運のつき。それから11月にひだまりバスケット(id:brsywe:20101121#1312378423)、翌年7月にはすきま桜と嘘の都会(id:brsywe:20110725#1311528917)を終わらせています。就活は精神をも破壊し実妹ゲーへと誘うのです!!
東京に就活をしにいったときには id:notegia , id:hct-project などのおうちに邪魔をしていたので他の人が結構かかったといっていた宿泊費は大きく縮減できました。助かりました。
大量のエロゲと知人に助けられどうにかこうにか就活を続けていました。
そして一年目の結果
高校のときからこの会社で働きたいなと思っていたところは高倍率との話であったESは通過したものの一次面接にわけのわからんアホが出てきて惨敗、ほかには6次選考ぐらいまで進んであと一歩というところでダメだったのもありました。学部4年初夏には複数、公務員試験も受けましたが筆記試験通過後面接で落ちました。就活は学部4年夏にいったん終えています。
院試
就活が長引いたこともあり学業などほったらかし。故に大学で研究らしい研究ができなかったことを残念に思ったということもあり大学院への進学を検討します。
他大学の大学院も受けましたがそこでアカハラといえる面接がありました。学業関連の口頭試問だろうと思っていたら「お前勉強嫌いなんだろ」「クズ」などと人格を否定され、軽い鬱状態で院試を受けたりしました。あの馬鹿准教授どっかであったら散々けなしてやるから覚えてろ。
就活二年目(学部4年から修士1年)
そして進学する前から、また就活の時期が始まります。今度は既卒扱いです。前年に受けた会社のうちからいくつか受けるつもりでしたが「就活鬱」に近い状態でありESを出す気力が残っておらずに少しESを出したほか、結局修士1年のときに公務員試験を受けるのみでした。結果は筆記試験・一次面接通過後、二次面接で不合格。どうやらここはコネがないと入れないらしいと悟りました。
大学院進学
院試では精神を病むということがありましたがどうにか自分の大学のは通りましたので進学。学部時代よりも暇があるくらいでエロゲがいっぱいできます!やったね!!
就活三年目(修士1年から2年)
そして3度目の就職活動がやってきました。今回は既卒扱いではなく新卒扱いとはなるものの、企業によっては「大学院生お断り」というところさえありESさえ出せないケースが増えました。
民間
学部3年のときより数を減らしてES提出。前述の、高校のときから入りたいと思っていた会社は3次面接までは進むことができました。2年前に6次選考くらいまで進んだ会社はグループディスカッションで馬鹿な女性が自己主張をまげず、グループとして意見がまとまらなかったとして早い段階で落ちました。
公務員
時間的な余裕はあったので前年・前々年より多く出願。
結果
結構遅い時期まで決まりませんでしたが一つ通りました。民間?公務員? 詳細は闇の中です。特定リスクを避けるためにもあんまり詳しく書けませんからね。そして10月1日に正式に内定が出たということになります。
まとめ
流石に3年間にわたる就職活動は精神的につらいものでしたが、就活で精神を病み、ブラック企業に入った知人は死にそうになっているか退職・転職を余儀なくされているということを考えると大学院への進学をしてもう一度やり直すという選択肢は悪くはなかったと思います。
自称就活コンサルタント、裏苦√に頼らなくても就活はできます。堅苦しい表現を用いたESも「こんなんでは通るわけがない」と叩かれましたがそれを提出してほかの人よりも通っています。安易に人の言うとおりにしないというのが重要かもしれません。
就活ではエロゲが有効でした。生きよう!って思えますからね。「好きなエロゲができる程度の余裕のある会社に入ろう!」と考えた結果ブラック企業を敬遠するようになっていました。
これから長くて数十年勤めることになるでしょうが、はたして精神が持つのか。大学・大学院で堕落した生活を来春までに適正にしなければならないという課題が残っています。
あ、修論・・・ ごめんなさい、進捗ゼロです...
おまけ
「妥協していく就活」を忌避し自己を曲げず就職しようとした結果、大学院進学して3年間かかって内定を得るという奇妙な学生の一体験談であります。鵜呑みにせず酒のつまみにでもしてもらえたら幸いです。