刑事時効、素材理由等から

Yahoo!ニュース「時効撤廃求め、遺族会開催へ=「思い一つに」と呼び掛け−発起人らが集会・東京」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090110-00000108-jij-soci


以下、予の他所でのブログからコピペ。書いたのは2008年7月26日付。
殺人事件の時効が近づき、また成立するたびに「時効」の規定はあってはならないと主張する人どもがあまりに多すぎる。(例えば朝日とか、朝日とか、産経とか、毎日とか 非常に多くの(笑)な新聞社なんか)
何故重大な事件にもかかわらず時効なるものがあるかを考えて頂きたい。
1.捜査に費やす労力、税金の上限
捕まる見込みのない事件の損失に上限を定めるため
2.冤罪の可能性
事件から時間が経つに従って人の記憶は当然怖ろしいレベルで曖昧になるし、物的証拠も減る。
例えば50年前の殺人事件を持ち出して出鱈目に嫌疑をかけ処罰することがないと云い切れない(←警察によるでっち上げが頻発していることをよく考えよう)。
基本的人権を守る手段として必要不可欠なのである。これは死刑廃止論者の主張根拠の一つでもある。



因みに、朝日新聞とか云う新聞社は過去に何度にもわたって死刑廃止を唱え、また、時効は無い方が云いとも唱えているがこの主張根拠は破綻しているのが極めて明らかである。ま、死刑廃止も時効廃止も論理を無視して直感だけに頼る愚民共(例えばエロゲを「取り敢えず」規制すべきと、何の根拠もなく主張しているような人)の共感が得やすいと云う馬鹿げた考えに即していると云える。


時効成立まで何年とするかは立法府の裁量によるべきものだ(実際に殺人の刑事時効は15→25年になった)が、時効は無い方が云いと主張するほどの根拠はどこにもない。時効が無くなれば人権が著しく蹂躙されるのは自明である。



被害者遺族の感情を解せないでもないが上理由から時効の廃止は危険すぎると云わざるを得ない。
註)時効=免罪符だから宜しくないという主張は余りに愚かである。