判子絵師考察、文学との比較含め

  • 当考察概要

「判子」と云う表現が否定的に用いられることに対する反論。まぁ、七尾奈留の絵が好きだからこんなことを考えてみたのかもしれない。

ニコニコ大百科によれば「髪型や目の色、服装のみでキャラクターの個性をつけ、それらをなくすと全て同じ絵になる画風を特徴としている絵師」。

  • 同、例

同上、「七尾奈留西又葵べっかんこう、山本和枝」と。

  • 同、問題点等指摘

キャラクターの個性没落、斬新さの減耗

  • 文学作品では

作風(これは作家の技量として扱われる為変更がきかない)、表現技法、場面、背景設定がこれに当たる。

  • 同、例

松本清張(背景設定が数種類しかない)、桜庭一樹(同種)、一番極端な例は橋本紡(ほぼ1種類のみ。例外的なものもあるが評価を受けない)

  • 反例

町田町蔵(元パンクロック歌手、作詞家。現直木賞作家「町田康」。旧来のパンクを壊すと云う概念を持ち続けた人)

  • 反例に対する反駁

作詞家としての町田町蔵は安定した評価を受けられていない。

  • 帰結、主張
    • 文学作品との比較

「判子」も一種の作風、表現技法であって否定的に扱われる根拠が無い。アンチだと主張するにすぎない。

    • 絵からの判断

絵を見て、これは何某の絵だと判断できるのであれば其れは一種の「判子」なのであって、評価を得ている人であれば例外が極めて少ない。